仕事に一番大事なことは「楽しむこと」だと僕は考えている。
イメージで挙げるとすればジェットコースターだ。あのワクワクさせてくれる期待感。ドキドキと鼓動を感じる程に惹きつけられるスピード。声を張り上げてしまう面白さ。言葉では言い表せないほどの「楽しい」を体現したあのアトラクションには、よい仕事をする秘訣のようなものを感じる。その上で対価を得られるなら、最高だろう。そうした仕事を行える環境づくりに、僕らはいま力を入れている。

年齢や勤続年数に関わらず、期待をかけて仕事を任せる。
更なるチャレンジを尊重するため、社内起業を推進する。
成果にふさわしい対価を用意する。

こういった社内の体制を見直してきたこともその一つ。仕事に費やす時間にしても、期待にしても、成果として対価につながらなければモチベーションは損なわれ、仕事は楽しめなくなる。成果は仕事による価値の創出であり、情熱の源泉だ。故に、明確なメリットでなければならない。その為にまずは報酬。さらに言えばスキルアップの促進、仲間やメンターなどの人脈構築、貢献実感などを変えてきた。こうしたイノベーションに向けた動きは更に加速。社員同士、タテヨコ関係なくコミュニケーションの活発化させながら、従来の業界にはないシステムの開発や新サービスなど、アイデアをどんどん出し合いながら工夫を凝らし成長を続けている。

中には失敗することもあるだろう。
でも、僕は素早く実行して素早く失敗すればいいと思っている。重要なのは実行することだからだ。実行力の最大化が生む利点は、経験の最適化にある。数多くの成功と失敗を仲間と分かち合いながら進むことで的確な視点が育ち、それは果てに競争力の強化につながるのだ。だから手を挙げたら挑戦させる。自らミッションに挑み、達成によってキャリアを切り拓くフィールドを用意している。後押ししてくれる仲間は揃っている。失敗を恐れず、成長に貪欲に、そしてワクワクしてくれるならもっと良い。夢をつかみ取りたいと思う仲間を僕たちは待っている。

ロイヤルグループCEO豊永剛士